ファーストガンダムはやっぱり面白い…原理主義的なファンがいるのも頷ける

書くことがないのでガンダムの感想でも書いていきますかね。

管理人は世代的に90年代前半のガンダムF91 0083 08小隊 V クロスボーン…)なんです。このあたりは派手に人気のある作品が少ないですよね。もう少しあとならGやWがあるし、前なら1st~CCAの一連の物語ですから、ちょっと谷間ですけど(笑)

 原点回帰、ファーストガンダム

で、今日はファーストガンダムの話です。最近になってファーストガンダムを見たんだけど、やっぱり面白いですねこれ。

ファーストガンダム好きの中には「Zも逆シャアも認めない、ZZなんてもってのほかだ!ガンダムはファーストだけで充分」みたいなファースト原理主義みたいな人たちがいて、昔はそういう人を「オッサンやなあ」と思ってみていたんですが、ちゃんとファーストを見た後だと、そういう人の気持もわかる。

 淡々と進むカッコよさ

とにかくつまらない部分がない、また登場人物がZのようにナイーブになりすぎずZZのようにコミカルになりもせず、ひたすら淡々と進むのがものすごく格好いいですね!あんまりセンチメンタルにならないのがいいですね。非常に見やすい。

また、クラシックな戦争モノの基本コードが守られていて、とっても男臭いのもいいですね。

 

なんと言っても終盤の展開、特にララアとの邂逅と、ラストのア・バオア・クーからの脱出は感動的で、「意味がハッキリとわからないんだけど心が暖かくなる」という物語としては最上級の感動がありますね。

これを見たら原理主義になってしまうのもわかりますね。こんな美しいラストに付け足しなんて蛇足じゃないか、と。

 

ファーストのアムロは、ガンダム史上でも一番純粋でピュアな少年という感じですね。それゆえに若干自閉症みたいな傾向も見られますけど、アムロが内気でおとなしくてハッキリ言って無個性。空っぽ。

だけど、アムロという空っぽの器を通してみるファーストガンダムの世界はアクがなくシンプルで無骨でとても心地よいものでした。CCAのアムロも頼れる大人なオトコって感じでかっこいいんですけど、このアムロにはまた別の魅力がありますね。

 

※ファーストのアムロに一番近いガンダム主人公はVのウッソ・エヴィンかな~という気がします。ちょっと浮いているんですよね、周りからも物語の雰囲気からも。主人公なのに。

 

映画三部作でも充分あらすじはわかるし感動的ですけど、一話完結のエピソードに意外といいものがあるし、ハモンやマ・クベやシャリア・ブルなどの物語を考えると、やっぱり一度はTV版を全話見たほうがいいですね。